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丹崖山の山頂にある。「仙境」といわれる。伝説に言う。海中に三仙山あり、名を蓬葉・方丈・瀛洲という。そこには仙人が住み、不老長寿の薬がある、と。史書には、秦の始皇帝と漢の武帝が仙人と仙薬を探し求めて当所にやって来たとある。徐福が始皇帝の命令で仙薬を求めて船出したところであるとも伝える。
また、神話「八仙、海を渡る」の八仙人が船出したところともいう。蓬莱閣で酒を飲み、酔ったところで、各自の宝器により飄然と海を渡って行ったという。
夏にはしばしば規模の大きい蜃気楼が現れることでも有名である。
<蓬莱水城>(ほうらいすいじょう)
備倭城ともいう。倭寇に備えた城の意。蓬莱県の県城の北、丹崖山の東麓にある。北に海を隔てて長山列島と相対し、地勢は険しい。
もともと北宋の慶暦2年(1042)に契丹(遼)に備えて設置された要塞であったが、明の洪武9年(1376)、倭寇が侵攻し、海防が急務となったので、要塞の跡地に水城を築いた。土・石・煉瓦の混合構造で、南北に長い長方形で、周囲はあわせて2200mに達する。
築城から今日まで600年余りになるが、立地の選択、港湾の開設、構築技術などに独自の工夫がなされ、中国の海港建築史に重要な地位を占める。
明代の有名な武将・戚継光はこの蓬莱の出身で、倭寇に抗戦した英雄である。
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